モノグサは、同社が提供する記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」において、複雑な数学の問題に対しても記憶定着というアプローチから学習することが可能になったことを、4月12日に発表した(同社は「Monoxer」の数学に関する記憶定着の仕組みについて特許出願中)。
生徒が学習するプロセスを「理解(わかる)」「定着(できる)」「活用(使える)」に分けると、特に数学は「活用(使える)」に関する課題が多いとされている。その原因が「定着(できる)」が抜けてしまっていることにあると同社は考えている。
一般的に学習における定着は漢字や英単語のような暗記が点数に直結する領域が想起されやすい傾向にあるが、実際には数学領域でも記憶定着が大きく関わっている。そこで記憶領域の課題解決に取り組む同社では、この度、数学学習においても本格的な対応を開始した。
「Monoxer」では、複雑な数学の問題においても正答にたどり着くまでのステップを分解して効率的な定着が可能になる。具体的には以下のステップに分解して、生徒一人ひとりの習熟度に合わせてAIが問題を出し続ける。
- 問題文を読んで何をすべきかが適切に選べる
- 数学テクニックを記憶できている
- 数学テクニックを適切に使える
生徒は出される問題を解き続けることによって、最終的にヒントなしで正答にたどり着ける状態を実現する。
なお同社では、導入教室向けに啓林館の数学参考書『Focus Gold』シリーズと提携したコンテンツの提供を4月より開始する。記憶定着が難しいとされている数学領域を「Monoxer」に搭載することによって、生徒のレベルに合わせた形で定期試験対策から共通テスト、一般入試に至るまですべての高校生の数学科目の対策として活用できる。
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