ソーシャルサービスは、同社の提供する小学校向け副教材「未来クリエイター(ミラクリ)」の配布を実施したことのある、全国の小学校を対象に実施した、「全国の小学校におけるICT活用状況の実態調査」の結果を4月4日に発表した。同調査は、小学校におけるICT機器・サービスの導入状況、および活用の実態把握を目的に、2月1日~20日の期間に行われ、142校から回答を得ている。
調査対象校に、GIGAスクール構想に基づいて子どもたちに配布しているICT端末のOSを尋ねたところ、「ChromeOS」(38%)がもっとも多く、「iOS」(33%)、「Windows」(28%)がそれに続いた。
子どもたちの、ICT端末の自宅への持ち帰り状況を尋ねた質問では、「毎日」と「課題が出たとき」がそれぞれ約3割、「週末」を合わせると68%の児童が週に1回以上ICT端末を自宅へ持ち帰っている。一方で、「持ち帰っていない」(16%)という回答もみられ、持ち帰る頻度は学校によって異なっていた。
ICT端末の使用がもっとも多い教科での使い方を尋ねたところ、「発表・まとめ」(45.6%)が最多となり、「調べ学習」(28.7%)が続いている。「デジタル教材」は約2割に留まった。
児童に配布しているICT端末に、YouTubeの閲覧制限をかけているかを尋ねた質問では、約半数の学校で子どものYouTube閲覧を不可としていることが明らかになっており、動画を作成してもYouTube経由では半分の児童が閲覧できないという結果となった。
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