キャリアボットとリアセックは、OpenAIのChatGPTを活用した大学向け就職支援サービスの実証実験を2023年4月から開始した。両社はChatGPTを活用したエントリーシートの添削業務の有効性や、キャリアカウンセラーの相談業務活用の効果検証を行い、より効果的で高品質な大学向けキャリア支援サービスの開発に取り組む。
キャリアボットとリアセックは、OpenAIのChatGPTを活用した大学向け就職支援サービスの実証実験を2023年4月から開始した。両社はChatGPTを活用したエントリーシートの添削業務の有効性や、キャリアカウンセラーの相談業務活用の効果検証を行い、より効果的で高品質な大学向けキャリア支援サービスの開発に取り組む。
リアセックは、累計300万人以上が受験するキャリアアセスメント(PROG、R-CAP)を提供することで、多くの大学のキャリアセンター支援業務を手がけている。この実証実験を通じて、大学生が自分に適した就職、進路決定をすることの手助けを目指す。
また、キャリアボットは大学キャリアセンターのDX推進(メタバースキャリアセンター、チャットボット導入など)のさらなる改善につなげていく。
実証実験の概要は以下の通り。
(1)エントリーシート添削業務の有効性検証
広報・選考解禁時期に集中するES添削と面接対策相談にタイムリーかつスピーディーに対応するため、ChatGPTと有人対応を組み合わせたチャット相談の効果性と課題を検証する。キャリアセンターがChatGPTを利用する際の業務コンサルティングに必要な知見の獲得を目指す。
(2)キャリアカウンセラーの相談業務活用の効果検証
ChatGPTを相談業務で活用し、業務の品質改善や生産性向上の効果性と課題を検証する。さらに、キャリアカウンセラーと学生の双方が有効活用できるための育成プログラム開発を行う。
なお、就職支援サービスの実証実験開始に伴い、Webセミナー「就職・キャリア支援におけるChatGPT活用の現状と課題」が開催される。開催日時は4月17日の17時~18時で、Zoomを使用して行われる。参加対象は、大学・短期大学・専門学校の教職員で、参加には事前の申し込みが必要。定員は先着順で100名。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア