マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を3月23日に発表した。同調査は、2月24日~28日の期間に行われ、2304名(文系男子:385名、文系女子:688名、理系男子:573名、理系女子:658名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、2月までの活動状況を尋ねたところ、「大学主催の就職ガイダンス(オンラインを除く)に出席した」が前年より10.1ポイント増の43.0%、「合同企業説明会(Webセミナーを除く)に参加した」が前年より6.2ポイント増の56.5%と、対面の活動割合が前年より大きく増加した。活動の進捗としては、「企業からエントリーシートを入手」が前年より24.3ポイント増の53.2%と大きく増加したほか、「面接以外で人事担当者に会った」(35.6%、前年より10.2ポイント増)といった、個別企業との接触機会も増えている。
インターンシップや仕事体験の参加など、2月までの活動にかかった費用は、平均で3万9201円だった。
インターンシップ・仕事体験に参加した社数を尋ねた質問では、平均が前年より0.7ポイント増の8.9社に達し、うちオンラインは前年より0.5ポイント減の平均6.2社となっている。対面(オンライン以外)での参加は前年より1.2ポイント増の平均2.7社だった。
インターンシップ・仕事体験に参加した企業のうち、採用選考を受けたい企業の平均は前年と同様の4.7社と、インターンシップ・仕事体験への参加社数は増えたものの、ある程度絞り込んで採用選考を受ける傾向がみられる。
現時点で、就職活動に対して不安があるかを尋ねたところ、「不安がある」という回答は81.6%となった。前年より3.5ポイント減ではあるものの、依然として8割超に達している。
不安要因としては、「志望企業から内々定をもらえるかどうか」(73.6%)がもっとも多く、「対面の面接でうまく話せるか」(69.3%)がそれに続いた。また、インターンシップ・仕事体験やイベント参加のために外出する機会が増えていることから、「交通費など金銭的負担が大きい」(37.7%)という回答が前年より大きく増加している。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア