ギャビーアカデミーは、東京大学大学院総合研究科の酒井邦嘉教授との共同研究において、実践的な“話す英語”を脳科学的にトレーニングする「Gabby」の新メソッド「脳科学的言語トレーニング法」の基本カリキュラムの開発を完了し、英語スピーキング評価AI「CHIVOX」の発音評価機能を導入したサービスのトライアルに参加する、企業や学校法人の募集を3月9日に開始した。同社は、5月のサービス提供開始を計画している。
「脳科学的言語トレーニング法」は、「Composition Training(文生成力トレーニング)」「Response Training(即応能力トレーニング)」「Phonology Training(音韻能力トレーニング)」で構成されており、同メソッドに沿った反復練習で脳の言語野を鍛えることで、思い通りに英語を話し、聞き取れる力を習得できる。
「Composition Training(文生成力トレーニング)」では、聞こえた英文の一部を指示に従って変換したり、情報を追加して文を生成したりする力を習得する。動詞を中心に据えて文を構築することで言語に普遍的な思考パターンをトレーニングする「UG Builders(文構築)」、普遍文法理論の要素を基に文を変換させるトレーニングで文法中枢を刺激する「UG Structure(文変換)」、誰が、いつ、どこで、何をといった情報を正確に聞き取って自身の意思で自然な英文を生成する力を向上させる「UG Mastery(自由回答)」で構成されている。
「Response Training(即応能力トレーニング)」は、英語の情報を英語のまま捉えて即座に回答していくトレーニング。「UG Speed(即応)」で語学の知識に頼る余地をあえて与えないことで、瞬発力を鍛える。スティーヴン・クラッシェン氏による「自然習得順序仮説」に基づいて難易度が設定され、多言語の観点から言語使用を評価する目安とする。
「Phonology Training(音韻能力トレーニング)」は、母音や子音の発音矯正だけでなく、英語の音韻能力(ストレス・リズム・抑揚)を習得するトレーニング。人工的な発音記号を使用せず脳科学的に自然な言語習得に沿った方法によって、相手に伝わりやすい発話方法を身につけられる。
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