グロービス経営大学院は、米OpenAIが提供する対話向け大規模言語モデル「ChatGPT」を活用した、対話型の学習システム「GLOBIS AI Chat Learning(GAiChaL:ガイチャル)」を開発し、3月中旬から動画とAIで学ぶMBA単位「ナノ単科」向けにリリースすることを、3月3日に発表した。
「GAiChaL」は、グロービスAI経営教育研究所によって、経営教育分野では世界に先がけて開発されたシステムとなる。OpenAIが「ChatGPT」のAPIを公開したことを受けて、「ナノ単科」に「ChatGPT」を実装し、演習問題の質疑応答を通して対話的に学習するシステムを導入する。
「ナノ単科」は、「GLOBIS 学び放題」のコンテンツを活用して動画とAIを組み合わせて学ぶ科目で、単科の3分の1の授業料で3分の1の単位(0.5単位)の取得が可能となっている。
「GAiChaL」は、グロービスの経営教育のノウハウをコンテキストに織り込むことで、「ChatGPT」の回答を方向付け、自然な対話によって経営学の概念を学べるように工夫されている。将来的には、グロービス経営大学院がケースメソッドで大事にしている対話的な学習を、人を介することなくAIで実現することを目指す。
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