eboard(イーボード)は、同法人が提供するICT教材「eboard」内の映像授業として提供している「やさしい字幕」を利用する教育現場が100カ所、字幕が表示された状態での映像授業の再生回数が120万回を突破したことを、1月19日に発表した。
「やさしい字幕」は、ろう・難聴の子ども、日本語の支援が必要な外国につながる子ども、発達障害などから学びづらさを抱えた子どもをおもな対象として、学習のハードルが下がるよう編集されている。17の企業・団体からの社員ボランティアを含む1000名以上の協力の下、2020年7月から約1年をかけて制作された。
同法人では「やさしい字幕」完成後にセールスフォース・ジャパンから新型コロナウイルス感染症関連の緊急支援として寄付を受けて、学校など教育現場における「やさしい字幕」の利活用検証および広報活動を進めてきた結果、今回の利用する教育現場の100カ所突破に至っている。
施設別の利用教育現場数をみると、ろう学校を含む公立学校、日本語教室、放課後等デイサービス、教育委員会の設置する教育支援センターなど多岐にわたることが明らかになった。一方で、テーマ別の利用教育現場数では、「学習の困り(発達障害など)」が半数超を占めている。
2021年7月~2022年11月の期間に、「やさしい字幕」が表示された状態での映像授業の再生回数は120万回、時間にして6万7000時間以上に達しており、映像授業の総再生回数のうち約14.9%が「字幕表示あり」で再生された。
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