学情は、2023年4月に入社を控える新社会人を対象に実施した、「入社式・新入社員研修」に関するアンケート調査の結果を、12月16日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」会員に対して、11月17日~12月4日の期間に行われ、441名から有効回答を得ている。
調査対象者に、入社式は「リアル」と「オンライン」のどちらを希望するかを尋ねたところ、「リアル」を希望する意見が48.8%を占めた。「どちらかと言えばリアル」(21.1%)と合わせた割合は、7割近くに達している。学生からは、「入社した実感を得たい」「同期と交流したい」「上司や先輩社員と直接話し、企業の雰囲気を知りたい」といった意見が寄せられた。
新入社員研修は「リアル」と「オンライン」のどちらを希望するかを尋ねた質問では、「リアル」(54.4%)と「どちらかと言えばリアル」(23.1%)を合わせた割合が、8割近くに達しており、入社式よりも「リアル」を希望する割合が7.6ポイント高い。学生からは、「慣れない環境で、オンラインだと質問しにくい」「名刺交換などはリアルのほうが習得できると思う」「リアルでの研修のほうが、会社の雰囲気に早く馴染めると思う」「一緒に研修に参加することで、同期との関係を築けると思う」といったといった意見が寄せられている。
入社式や新入社員研修が「オンライン」だと不安があるかを尋ねたところ、「不安がある」と「どちらかと言えば不安がある」を合わせた割合が63.3%を占めた。学生からは、「オンラインだと職場の雰囲気がわからない」「上司や先輩社員、同期との人間関係を築きにくいと思う」「先輩がどのような仕事をどのようなスケジュールで担っているかわからないと、質問や相談をするタイミングをつかみにくい」といったといった意見が寄せられている。
入社式や新入社員研修が「オンライン」で実施の場合に、不安に感じる点としては(複数回答)、「同期同士のつながりを持つのが難しそう」(82.1%)がもっとも多く、「社内の人間関係を築くのが難しそう」(71.3%)、「会社の雰囲気に慣れるのが難しそう」(69.2%)がそれに続いた。
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