チエルは、同社の語学4技能学習システム「CaLabo MX(キャラボエムエックス)」を「Microsoft Teams(以下、Teams)」と連携させ、「Teams」アプリ「CaLabo Agent」として提供開始したことを、10月28日に発表した。これにより、今後はTeamsアプリ上でシームレスに「CaLabo MX」を起動・活用することが可能となる。
「CaLabo MX」は語学4技能の「聞く」「話す」「読む」「書く」に特化したクラウド型の語学学習システムで、ノートPCやスマートフォンなどのモバイル端末で利用できる。
主に高校、大学の英語などの授業で活用されており、聞いた言葉をそのまま話す「シャドーイング」や聞いた言葉を書き取る「ディクテーション」「語彙テスト」など、授業運営に必要な各種機能を提供している。また、優しい操作性により授業進行をスムーズに行える。
「CaLabo Agent」は「Microsoft Azure」上で稼働しているマルチテナント版「CaLabo MX」で利用することができるアプリで、「Teams」のチャネル上にタブとして表示される。「Teams」を利用している場合、「Teams」の画面上から「CaLabo MX」の機能を操作できるため、ウィンドウを切り替えることなく1つのアプリ内でシームレスに操作できる。
チャネルタブ上には「授業を開始」「出席」「アンケート」「評価シート」など教員が授業で使う機能のほか、生徒側が使用する「Webテレコ」「シャドーイング」「ディクテーション」など語学学習機能が搭載されている。
シャドーイング機能には「Azure Cognitive Services」の「Speech to Text」を採用し、生徒の発話がそのままテキスト化され、モデル音声と比較して自動採点されます。自分の発音を視覚的にも確認できるため練習の成果を実感しやすく、モチベーションの向上にも役立つ。
また、教員が「Teams bot」(特定のタスクを入力すると自動で実行するアプリケーション)の投稿欄に出席を取るためのコマンドを入力することで出欠の確認もできる。
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