モノグサは、同社の提供する記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、ウイングネットの加盟校向けに提供されることになったことを、10月3日に発表した。
ウイングネットの映像授業は、「自分で考える力」のもとになる「基礎の深い理解」を大切にしており、単元ごとの確認テストなどカリキュラム内容の定着も含めて、映像授業を活用した「学び方」の提供に力を入れている。
一方で、語彙などの基礎学力部分や既習範囲の定着という点では、生徒一人ひとりの家庭学習に依存する要素が大きく、個人差が存在してしまう問題も認識されていた。そこで、「Monoxer」を活用することで「基礎の深い定着」を実現し、単純記憶事項や既習範囲の定着度の差分を最小化して、映像授業の理解度をより高めるシナジーを実現しつつ、根本的な生徒の学力向上に向けてより質の高い学びを提供できるとの判断のもと、「Monoxer」の導入に至った。
また、従来の映像授業と紙の教材では、映像授業視聴状況以外の学習プロセスが見えにくかったことから、どれくらいの努力がどのような結果に結びついているかがわからず、効率的な生徒の学習サポートや教材の改善がしにくいといった課題もあった。これを解決すべく、「Monoxer」を活用してウイングネットのオリジナル教材を簡単にデジタル化し、より効果的・効率的な学習を可能にした。さらに、学習プロセスが可視化されることで、生徒指導や教材の改善に活かせる点も評価されている。
ウイングネットは2022年度に、「Monoxer」の高校生向けコンテンツの一部と中学生向けコンテンツの提供を開始し、高校生では先行して英単語や古典単語などの語彙に関するコンテンツ、中学生では定期テスト対策でのコンテンツを中心に提供していく予定。また、2023年度に向けて、既存の映像授業と連動するコンテンツを順次展開していく。
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