学情は、2024年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「ダイバシティ＆インクルージョン（D＆I）」に関するアンケート調査の結果を、10月5日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」来訪者に対して、8月26日～9月22日の期間に行われ、422名から有効回答を得ている。
調査対象者に、「ダイバシティ＆インクルージョン（D＆I）」を推進する企業に対する印象を尋ねたところ、「好感が持てる」という回答が47.2％を占め、「どちらかと言えば好感が持てる」（35.5％）と合わせた割合は8割超に達した。
「ダイバシティ＆インクルージョン（D＆I）」に関する企業の取り組みを、就職活動において意識するかを尋ねた質問では、「意識する」と「どちらかと言えば意識する」を合わせた割合が45.0％を占めている。学生からは、「多様性を重視している企業は、イノベーションも起こりやすいと思う」「D＆Iを推進している企業は、長く働けると思う」「LGBTの友人と交流し、どんな人も生きやすい社会をつくることに貢献したいと思うようになった」といった意見が寄せられた。
「ダイバシティ＆インクルージョン（D＆I）」に関する、企業の取り組みを知るために注目している点としては（複数回答）、「働き方の制度・柔軟性」（72.6％）がもっとも多く、以下「男女比率」（55.3％）、「女性管理職比率」（49.5％）、「従業員の満足度」（48.9％）が続いている。
「ダイバシティ＆インクルージョン（D＆I）」に関する企業の取り組みを知ることで、志望度が上がるかを尋ねたところ、「志望度が上がる」という回答は21.3％で、「どちらかと言えば志望度が上がる」（41.9％）を合わせた割合は6割超に達した。学生からは、「多様な人材が活躍できる企業のほうが、成長力が高そうだと思う」「ダイバシティを重視している企業のほうが、社会に貢献できると思う」「個性を活かして働けそう」「私たちの世代の価値観とも合致していると思う」「社会の変化や要請に応えることができる企業が、成長し、生き残っていくと思う」といった意見が寄せられている。
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