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20歳以上の約8割、中学生時代の読書の効果を実感──親の「本を読みなさい」は効果がないことが明らかに【テラコヤプラス調査】

 CyberOwlは、同社の運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が全国の20歳以上の人500名に対して実施した、「子どものころの読書習慣」に関するインターネット調査の結果を、9月26日に発表した。同調査は8月30日に行われている。

 調査対象者に、中学生のころの読書習慣を尋ねたところ、「よく本を読んだ」(37.0%)がもっとも多く、「ときどき本を読んだ」(35.0%)と合わせた割合が72.0%に達した。

 中学生のころに「よく本を読んだ」「ときどき本を読んだ」と答えた人に、中学生のころに「本を読みなさい」と言われていたかを尋ねた質問では、「まったく言われなかった」が55.3%を占めている。中学生のころに「あまり本を読まなかった」「まったく本を読まなかった」と答えた人も、約5割が「本を読みなさい」と「まったく言われなかった」と回答しており、「本を読みなさい」という言葉は子どもにはあまり効果はないことが明らかになった。

 読書量と成績は相関関係があると思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」(32.2%)と「そう思う」(51.6%)を合わせた割合が、83.8%に達している。具体的には、「本をあまり読んでいないが、成績は悪くなかった。ただ、本を普段から読んでいる人はさまざまな知識を自然に身につけることができるので、意識しなくとも学力が上がっているのではないか」「文章を読むのが好きになると思うので、たとえ数学の難しい問題文でも抵抗なく読めるようになります。書き手の意図も読み取る力がつきますし、なにより知識を得る楽しみを知っているので学ぶことが好きになると思います」といった意見が寄せられた。

 中学生のころの国語の成績が「とてもよかった」と感じている人の64.8%が、中学生のころ「よく本を読んだ」と答えており、「ときどき本を読んだ」(28.8%)と合わせると、よく本を読んでいた中学生の93.6%が、国語の成績がよかったという。

 読書によって将来の選択肢や視野が広がったと思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」(25.8%)と「そう思う」(53.2%)を合わせた79.0%が、読書によって将来の選択肢や視野が広がったと感じている。

 子どものころの読書は、現在の仕事においてよい影響や効果があったと感じるかを尋ねたところ、「とてもそう思う」(17.4%)と「そう思う」(51.0%)を合わせた68.4%が、子どものころの読書によってよい影響・効果があったと回答した。

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