パーソルプロセス&テクノロジーは、江東区立豊洲北小学校の全教員を対象とした「プログラミング教育研修」を、8月24日に実施した。
同社では、地域貢献活動の一環として、これまで教育現場の課題に寄り添ったICT教育支援や子どもたちがテクノロジーを身近に体感できる機会提供を行ってきた。本社近隣の小学校や地域の子どもたちへの無料プログラミング授業の実施や、コロナ禍で出前授業が実施できなかった際に「プログラミング教育マニュアル」を全国の小学校へ無償提供するなど、教育現場のIT人材不足や自治体ごとのICT教育支援の格差といった教育現場が抱える課題に対する支援を実施している。
2020年度よりプログラミング教育が必修化となったが、教育現場においては、教材含め授業の準備が間に合っていないことや、内容理解に十分な時間を確保することが難しいなどの課題が今なお続いている。
今回、同校からの支援要請を受け、全教員を対象に「プログラミング教育研修」を実施した。
研修の前半は、プログラミング必修科目である6年生の理科の単元「電気のしくみ」の授業について、プログラミング学習教材「MESH」の使い方から実践までを解説し、全学年の教員が体験した。後半は、2020年に全国の小学校に無償提供した「プログラミング教育マニュアル」をもとに、各学年の教員がグループに分かれて模擬授業を行い、実際にプログラミングに触れることで、9月以降の授業のイメージを膨らませられるような研修を行った。
同校に対しては、9月1日の防災の日に「防災×ICT教育」として、6年生を対象に「ドローンを活用した防災教室」の出前授業を行う予定。当日は災害現場を想定し、児童が実際にドローンを操縦して要救助者になった教員をドローンに搭載されたカメラで確認するなどの体験を実施する。
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