岩手インフォメーション・テクノロジーの「おが～るシステム」が横浜市の給付費請求システムに対応

　岩手インフォメーション・テクノロジーは、同社が運営する保育業務支援システム「おが～るシステム」について、横浜市が運営する電子請求する仕組みに対応したことを、8月12日に発表した。

　岩手インフォメーション・テクノロジー株式会社では、保育園・こども園・幼稚園・放課後児童クラブ向け保育業務支援システム「おが～るシステム」、そのほかオプションとして保育・教育の現場での困りごとを解決できるオプション製品を開発している。

　「おが～るシステム」の園児管理や登降園情報を利用し、データのコピーや転記といった煩わしい作業を行うことなく、簡単な操作で請求書を横浜市に提出できる。また、審査・支払いスケジュールは画面上にガイドが表示されるため、ほかの資料を確認する必要もない。横浜市の審査結果もアプリケーションが取り込むため、確認忘れによる入金遅れも解消される。

　機能の概要は以下の通り。

請求データ作成

　「おが～るシステム」の運用により、施設情報や月ごとの園児情報、日ごとの登降園データから、横浜市の電子請求書式を一括で作成・印刷することが可能となる。

1クリックで送信

　生成した請求データを1クリックで送信可能。

スケジュールの確認

　画面上には最新のスケジュールが表示されているため、期限に遅れることがなく処理を進めることが可能。

申請結果の即時反映

　申請したデータについては横浜市が審査した結果もアプリケーション画面に通知し、期間内に処理を終わらせるアシスト機能が実装されている。エラー対応に加えて、請求データ確定後の過誤対応も同様に行うことができる。

公定価格のシミュレーション

　年度内公定価格の合算金額や処遇改善等加算の合計値等、施設運営に重要な情報を試算できる。

　「おが～るシステム」は「登降園管理」「計画・日誌作成」「料金計算」「園児管理」など、さまざまな機能により手書きや手計算の時間を削減できる保育業務支援システム。タブレットPC・バーコードリーダー・ICカード等を使った登降園や、延長・預かり保育料の計算と特別保育事業に関する自治体への実績報告用のデータ出力、登降園状況確認、登降園情報を元にした保育料金を算出・請求等が行える。