COMPASSは、同社が開発・提供するAI型教材「Qubena(キュビナ) 小中5教科」において、2022年度に新規追加された2万4000問を含む現在搭載中の6万7000問に加え、2023年度に国語・英語・社会・理科の4教科でさらに1万8000問の新規追加&アップデートを行い、機能についても児童・生徒と教員双方の視点から、より使いやすくなるような機能のアップデートを行うことを、7月26日に発表した。
「Qubena 小中5教科」は、AIが児童・生徒一人ひとりの習熟度や定着度に合わせて最適な問題を出題するアダプティブラーニング教材。タッチパネルに対応したパソコンやタブレット端末とインターネット環境があれば、どこでも学習できるWebアプリケーションで、教員用の管理画面では児童・生徒の学習履歴をリアルタイムで確認可能。対応教科は、小学校・中学校の算数・数学・国語・英語・社会・理科の5教科。
今回のアップデートのうち、小学生の問題では授業内で活用しやすく、授業の土台を支える問題を追加し、基礎となる力を身につけるための問題を豊富に追加する。さらに、単なる知識の詰め込みにならないよう、予想して答える問題の拡充も行う。
中学生の問題では理解を問う問題を追加する。単なる暗記では解けない、さらに深い理解が求められる問題や、複数の知識を組み合わせる必要がある問題、一般的な問題集の応用・発展レベルの問題を追加する。
また、分散学習理論を応用した「5分間復習機能」において、学習者自身で学習範囲と期日を設定できるようになり、より計画的に学習に取り組めるようになる。あわせて、学習者のホーム画面をリニューアルし、自身の学習計画・学習履歴・習熟度の可視化を強化することによって、学習の計画と振り返りを容易にし、主体的な学習をサポートする。
ほかにも、教員が児童・生徒へ問題を配信可能な「ワークブック機能」において、問題をさらに視覚的・直感的に選択しやすくすることで、手軽に配信できるようになる。さらに、導入の際に手順が複雑だった児童・生徒のアカウント作成から配布までを簡素化し、教員の作業負担を大幅に削減する。
8月20日14時~17時には、今回のアップデート内容を発表する場として、オンラインイベント「Qubena-Action 2022~来年度プロダクト・アップデート発表会~」が行われる。同イベントでは、2023年度のプロダクト・アップデート内容を発表するほか、「Qubena」の開発協力校や活用先進校の教員による座談会、横浜創英中学・高等学校の校長である工藤勇一氏を招いたトークセッションを予定している。参加費は無料で、事前登録が必要。参加対象者は、全国の自治体担当者、学校関係者となっている。
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