旺文社、奨学金領域のDXを推進するSCHOLへ、旺文社ベンチャーズを通じて出資

　旺文社は、旺文社ベンチャーズが運営するファンドを通じ、SCHOLへ2022年6月末日に出資したことを7月4日に発表した。

　旺文社が出資を行ったSCHOLは、SDGsの目標の一つである「4．質の高い教育をみんなに」を実現するため、「ガクシー」「ガクシ―Agent」の2つのプロダクトを運営する企業。正しく最適な奨学金情報を学生・保護者に、業務を効率化する管理システムを奨学金運営者に提供することで、「諦めなくていい社会」の実現を目指している。

　「ガクシー」は、進学に関し経済的な不安を持つ学生が、一人ひとりに合った奨学金を探し出せる奨学金情報サービス。「学校から教えてもらう奨学金しか知らない」「奨学金＝借りる」「申込手続きや手順や時期が不透明」といった情報の不足や、複雑さの問題を解決するため、2021年9月にリリースされた。日本全国約1万5000件以上の奨学金情報（支給対象・種類・支給額・人数・申込時期）が検索でき、2022年6月末時点で約10万人を超える学生・保護者が登録している。

　「ガクシーAgent」は、奨学金の運営者（学校・自治体・財団・企業など）が、奨学金業務（申込受付、応募書類整理、審査、承認、支給管理など）をDX化し、一元管理できるクラウド型業務管理システム。「ガクシ―」と自動連携しており、オンラインで申込受付ができる。

　旺文社は、今回の出資を機に、今後は旺文社の高等学校などへの営業チャネルや、進学情報コンテンツを活用し、SCHOLのサービス発展をサポートしていく。