河合塾は2022年度から、全国の高等学校・中高一貫校を対象に「未来研究プログラム」を本格的に展開している。
「未来研究プログラム」の中心となる「ミライの選択」は、決断するまでのプロセスを見える化することで、生徒が主体的に「意思決定」できることを目指すプログラム。
自身の選択に納得感を得られた生徒はその後もモチベーションを高く維持し、学習を続けられる。さらに「決め方」を身につけることで今後の人生の重要な岐路においても、納得のいく意思決定が可能となる。
同プログラムは、2020年度から試行的に全国の高校で導入され、すでに約1000名が学んでおり、2022年度はさらに多くの高校で導入され、約5400名の生徒の参加を予定している。
対象となるのは全国の高等学校・中高一貫校で、教材提供・出張授業・教員向け研修といった形式で提供される(講演会のみも可)。時間は1コマ50分×8コマ、または14コマを想定し、1名あたりの教材費は1320円(ワークショップ・教員向け研修は6万6000円。オンライン可。出張授業は個別相談)。
「総合評価法」や「プロコン法」といった意思決定の思考フレームを部活動などの身近な例を通じて理解を深め、判断力を養うとともに、周囲と価値観や判断基準について意見を交わしつつ、自身の考えを俯瞰することで、主体的かつ対話的な学びにつなげる。
オープンキャンパスや他の進路行事で生徒が得た直観や感覚を、生徒自身のことばで表現し、進路を比較検討できるようサポートし、教員向けとしては、生徒指導や進路指導の経験を活かせるサポートツールを用意する。また、同プログラムは進路と探究のカリキュラム連携での活用も可能になっている。
6月30日・7月22日・7月28日のいずれも16時30分~17時30分には、教員を対象にした「ミライの選択」の相談・体験会をオンラインにて実施する。
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