インタツアーは、2022年卒~2025年卒学生を対象に実施した、「コロナ禍の大学生 オンライン就活への意識調査」の結果を6月6日に発表した。同調査は、3月16日~22日の期間に行われ、652名(男子学生:333名、女子学生:319名)から回答を得ている。
調査対象者に、大学での授業のオンラインの割合を尋ねたところ、「50%~70%」(41.7%)がもっとも多く、「70%~90%」(33.0%)がそれに続いており、「100%」という回答を含め79.5%が50%以上の授業をオンラインで受講していたことがわかった。
サークルやアルバイトなど、授業以外での活動について、「オンライン」「対面」それぞれの状況を尋ねた質問では、サークル、アルバイトについては対面での活動を経験した学生が、オンラインでの活動経験を大幅に上回っている。一方で、「オンラインのサークル」(34.0%)、「オンラインのアルバイト」(31.9%)など、オンラインでの活動も3割超に達した。また、サークルやアルバイトを除くレジャーでは「対面や集合のレジャー」が44.9%だったのに対して、「オンラインレジャー」は38.5%と、オンラインでの参加の割合がほかの項目よりも高くなっている。
就職活動において「インターンシップ」「説明会」「面接」それぞれの対面・オンライン活動の状況を尋ねたところ、「インターンシップ」では対面が34.2%に対してオンラインが51.8%、「説明会」では対面が26.2%に対してオンラインが75.5%、「面接」では対面が22.2%に対してオンラインが35.1%を占めた。
就活のイベントにおいて、「対面」と「オンライン」のどちらを希望するかを尋ねた質問では、「インターンシップ」では対面が60.3%、オンラインが39.7%と、対面での実施を希望する学生の方が多い。一方、「説明会」では対面が19.3%、オンラインが80.7%と、オンラインでの実施を希望する学生が大多数を占めた。「面接」は、対面が44.6%に対して、オンラインが55.4%と、オンライン希望がわずかに多い。
就職活動がオンライン中心となっている状況についてどう感じるかを尋ねたところ、「オンラインがよい」(59.9%)という回答が多数を占めた。「オンラインがよい」と答えた理由としては(複数回答)、「オンラインは移動時間がなく参加しやすい」(94.6%)が最多となっている。一方、「対面になってほしい理由」と答えた理由としては(複数回答)、「対面のほうが熱意を伝えやすい」(72.3%)、「実際の企業を知ることができる」(49.3%)といった意見が寄せられた。
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