昭和女子大学附属昭和小学は、Institution for a Global Societyが提供している評価ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」の導入を決定したことを発表した。学校との直接契約(有償)での初導入となる。
同校では、これまでの伝統を基盤としつつ、「主体性」や「自己効力感」を育成する教育課程を実施するために、教育課程の成果を常に評価しエビデンスベースで教育課程を改善する必要があった。そこで、児童の自己理解やキャリア基礎形成および教育効果の可視化・カリキュラム改善につながることを期待し、「Ai GROW」の導入に至った。
「Ai GROW」は、児童・生徒の思考力・表現力・判断力などを可視化・データ化し、定期的に能力の成長を測ることが可能な評価ツール。スマートフォンやタブレット端末によって潜在性格診断(IAT)と能力評価(自己評価・相互評価)を行い、相互評価にAIの補正を加えることで評価バイアスを極小化でき、結果を可視化・定量化し即時にフィードバックできる。学力と異なり、従来のペーパー・テストでは評価が難しいとされる「非認知能力」などを可視化することが可能。能力を児童同士で評価し、かつ評価の偏りや忖度をAIで補正することで、公正な評価を実現している。
同校では、6月9日に小学6年生104名が「Ai GROW」を受検する予定。定期的に受検することで児童の資質・能力の成長をデータ化し、推移を把握することができる。
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