学情は、2023年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「面接」に関する調査結果を5月19日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」の来訪者に対して4月19日～28日の期間に行われ、649名から有効回答を得ている。
調査対象者に、オンラインで実施する面接に自信があるかを尋ねたところ、「自信がある」と「やや自信がある」を合わせた割合は22.3％だったのに対して、「自信がない」「やや自信がない」を合わせた割合は46.4％と、自信があるとする回答の2倍超に達した。オンライン面接に自信があると答えた学生からは「リアル面接よりも、オンライン面接に参加する機会が多いので慣れている」「大学の面接練習でも、オンライン面接を想定して練習をしてきた」「リアル面接と比較すると、緊張しにくい」といった意見があった。自信がないと答えた学生からは、「オンライン面接では、カメラを見て話すので、面接官の表情や反応を見ながら話すことが難しい」「自分の伝えたいことが、伝えられているかわかりにくい」「面接のなかで企業の雰囲気や求める人物像を掴むことが難しい」といった意見が寄せられている。
リアルで実施する面接に自信があるかを尋ねた質問では、「自信がある」と「やや自信がある」を合わせた割合は18.0％だったのに対して、「自信がない」「やや自信がない」を合わせた割合は55.6％と、自信があるとする回答の3倍超に達した。学生からは、「リアル面接を経験する機会が少ないので、不安がある」「リアル面接に慣れていないので、オンライン面接よりも緊張してしまう」「入退室のマナーなど、リアル面接でのマナーが分からない」といった意見が寄せられている。
リアルでの面接に自信を持てない理由としては（複数回答）、「リアル面接の経験が少ないから」（73.1％）がもっとも多く、「リアル面接は緊張してしまうから」（61.8％）、「リアル面接でのマナーがわからないから」（40.2％）がそれに続いた。
この記事は参考になりましたか？
この記事をシェア