マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」の結果を4月21日に発表した。同調査は、3月25日~31日の期間に行われ、2030名(文系男子:361名、文系女子:569名、理系男子:487名、理系女子:613名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、3月時点での就職活動状況は、「企業にエントリーした」が前年比5.2ポイント減の83.3%、「企業にエントリーシートを提出した」が前年比5.4ポイント減の79.4%、「最終面接を受けた」が前年比0.7ポイント減の33.9%、「内々定を得た」が前年比3.5ポイント増の26.5%、「入社予定先を決めて就職活動を終えた」が前年比3.3ポイント増の11.1%となった。
1か月間にかかった就活費用の平均は前年同月比582円減の9909円で、調査開始以来もっとも少ない金額となっており、はじめて1万円を下回っている。内訳としては、交通費・宿泊費が前年同月比200円増の4835円、その他(スーツや書籍など)が前年同月比782円減の5074円だった。
就職活動に不安がある学生は、前月より16.5ポイント減の68.6%で、前年同月比でも7.6ポイント低い。
不安に思う要因としては(複数回答)、「志望企業から内々定をもらえるかどうか」(69.0%)がもっとも多く、「企業と直接会う機会の減少」(10.2%)、「企業の採用規模が縮小されるのではないか」(8.8%)が、前年と比較して大きく減少した。
希望する働き方を尋ねたところ、「新卒で入社する会社で長く勤めたい」は前年比1.5ポイント増の62.6%、「キャリアを優先して転職もいとわない」は前年比0.4ポイント増の22.9%となっている。
転勤がある企業についてどう思うかを尋ねた質問では、「就職したくない」が前年比1.5ポイント増の11.4%、「できるだけ避けたい」が前年比1.5ポイント増の20.0%を占めた。
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