イノベーションシステムは、同社が運営するひまわり教育研究センターが、現役東大生220名を対象に実施した、「子どものころの過ごし方」に関するアンケート調査の結果を、4月11日に発表した。同調査は、2月17日~19日の期間に行われている。
調査対象者に、小学生のころなぜ勉強したいと思ったのかを尋ねたところ(一覧から2つまで選択)、「いい成績をとるのが楽しかったから」がもっとも多く、「勉強が楽しかったから」「新しいことを学ぶのが楽しかったから」「親が上手に勉強させてくれたから」「親に褒められたかったから」「惰性(なんとなく)」がそれに続いた。
男女別では、男女ともに「いい成績をとるのが楽しかったから」が最多となり、「親が上手に勉強させてくれたから」「勉強が楽しかったから」「新しいことを学ぶことが楽しかったから」は女子よりも男子の方が、「周囲の評価が嬉しかったから」「親に叱られるのが嫌だったから」「惰性(なんとなく)」は男子よりも女子の方が多い。
中学・高校時代に、なぜ勉強したいと思ったのかを尋ねた質問(一覧から2つまで選択)では、「いい成績がとりたかったから」がもっとも多く、以下「行きたい大学があったから」「惰性(なんとなく)」が続いている。
男女別では、男子の「勉強が楽しかったから」という回答が女子の2倍程度に達した。また、「行きたい大学があったから」が男子よりも女子の方がかなり多くなっている。
保護者から、1日に「勉強しなさい」と言われた回数を尋ねたところ、「勉強しなさい」と言われたことがないという回答が24%、毎日ではないが時々言われたという回答が30%で最多となった。「時々言われた」を合わせると、64%が保護者から「勉強しなさい」と言われており、13%は1日に5回以上言われている。
男女別では、女子の「勉強しなさいと言われたことがない」という回答が男子の倍近くを占めた。保護者から「勉強しなさい」と言われていた男子は72%、女子は55%で、毎日5回以上「勉強しなさい」と言われていた男子は16%に達している。
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