SCHOL(スカラ)は、同社が運営する奨学金サイト「ガクシー」が、全国の大学生およびその保護者1941名を対象に実施した、「奨学金に対する実態調査2022」の結果を4月7日に発表した。同調査は、2021年12月27日~2022年1月12日の期間に行われている。
調査対象者に、奨学金の受給状況を尋ねたところ、奨学金を受給した(したことがある)人は40.0%、奨学金を検討または興味を持ったものの受給に至らなかった人は23.4%、奨学金にまったく興味がない、またはそもそも知らなかった人は36.6%だった。
奨学金を検討または興味を持ったものの、受給に至らなかった人に、奨学金を知ったときの印象を尋ねた質問(複数回答)では、「借金なので、怖い」(41.0%)がもっとも多く、以下「制度が複雑で理解が難しい」(33.8%)、「家計の負担を軽減できて、嬉しい」(21.7%)が続いている。
奨学金を受給した人が、実際に利用した奨学金種別としては、「日本学生支援機構(JASSO)【貸与型】」(52.1%)が最多で、「日本学生支援機構(JASSO)【給付型】」(22.4%)、「学校【給付型】」(10.2%)がそれに続いた。運営団体数の多い財団法人や地方自治体などの奨学金は5%以下の利用に留まっている。
奨学金の利用種別としては、返済の必要な「貸与型」が61.6%、返済不要の「給付型」が38.4%だった。
奨学金を受給した人に、奨学金の具体的な仕組みや受給条件について知るきっかけとなった情報源を尋ねたところ(複数回答)、「教員・学校からの紹介」(37.0%)がもっとも多く、以下「親からの紹介」(31.7%)、「学校開催の説明会」(30.5%)、「学校で配布・掲示された資料」(30.1%)が続いている。
同じく、奨学金を受給した人に奨学金を調べる際に利用したツールを尋ねた質問(複数回答)では、「学校から提供された資料」が54.7%を占めており、「日本学生支援機構(JASSO)のWebサイト」(32.3%)、「学校の教員や担当者」(26.3%)、「学校のWebサイト」(25.8%)がそれに続いた。
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