マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を3月24日に発表した。同調査は、2月25日~28日の期間に行われ、2435名(文系男子:455名、文系女子:653名、理系男子:581名、理系女子:746名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、2月までの就職活動の状況を尋ねたところ(複数回答)、「業界研究」(84.7%)や「企業研究」(86.8%)といった就活準備をした割合は前年よりやや減少し、「大学のキャリアセンターへの相談」(46.0%)や「合同企業説明会への参加」(50.3%)、「リクルーターと会った」(24.7%)などの割合は増加した。また、「1次面接を受けた」(59.4%)は前年とあまり変わらなかったものの、「最終面接を受けた」(28.8%)は前年より増加している。
先輩と比較して、今年の就職活動について尋ねた質問では、「(かなり+多少)厳しくなる」が36.3%と前年よりも大幅に減少した一方で、「(かなり+多少)楽になる」(12.6%)も増えたものの、「厳しくなる」ほどの大きな変化ではなかった。
厳しくなると思う理由としては(複数回答)、「新型コロナウイルス感染症の流行の影響があるから」(60.5%)がもっとも多く、楽になると思う理由としては(複数回答)、「企業がコロナ禍での採用活動に対応してきているから」(66.2%)が最多となっている。
現時点で、就職活動に対し不安があるかを尋ねたところ、「不安がある」という回答は85.1%と前年よりやや減少した。
不安に思う要因を尋ねた質問(複数回答)では、「志望企業から内々定をもらえるかどうか」(72.2%)がもっとも多く、前年と比較すると「企業と直接会う機会の減少」(19.0%)、「企業の採用規模が縮小されるのではないか」(16.9%)が大きく減少している。
2月までの、インターンシップへの参加経験を尋ねたところ、「参加したことがある」とする回答は91.3%に達し、2年連続で減少したものの、依然として高い水準となった。
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