米Microsoftは、セキュリティとパフォーマンスを重視したOS「Windows 10 S」をはじめとする、教育機関向けの新たな製品・サービスを、5月2日(現地時間)に発表した。
「Windows 10 S」は、Word/Excel/OneNote/PowerPointの全機能を含むOffice 365のフルバージョンをサポートするほか、アプリはWindowsストアからしかダウンロードできないようにすることで、安全性を高めている。また、「Windows 10 S」に付属するMicrosoft Edgeは、新機能の「Tab Preview Bar」によって、研究や学校のプロジェクト管理がさらにやりやすくなる。
今後数か月間で、さまざまなパートナーから、多様な「Windows 10 S」搭載機器が発売される予定となっている。
協働学習向けの製品としては、教室向けのMicrosoft Teamsが2017年後半に提供される。教室向けMicrosoft Teamsによって、教員は容易にコンテンツを配布し、成績を評価し、教材をパーソナライズするとともに、児童・生徒・学生、両親、学校職員とのコミュニケーションを可能にする教室向けデジタルハブが実現する。
プログラミング学習向けの製品としては、「Minecraft: Education Edition」のオープンな世界と、「MakeCode」などのプログラミング学習プラットフォームとの組み合わせによって、プログラミングの基礎と可能性を学べる「Code Builder for Minecraft: Education Edition」の提供を行う。
なお、「Minecraft: Education Edition」と「Code Builder」拡張機能のWindows 10向け1年間無料試用版は、すでにMicrosoft Store for Educationから提供が開始されている。
さらに、学校内の既存のWindows Pro PC向けの無料「Windows 10 S」、教育機関向けWindows 10搭載PCに対応する「Minecraft: Education Edition」無料サブスクリプション1年分など、さまざまな教育機関向け無料製品/サービスを提供するほか、「Windows 10 S」をサポートするノートPC「Surface Laptop」を発売する。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア