ライボは、同社が運営するキャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関である「Job総研」が2023年卒業の学生238名を対象に実施した、「23年卒 就活実態調査」の結果を3月14日に発表した。同調査は、3月2日~8日の期間に行われている。
調査対象者に、就職活動を開始しているかを尋ねたところ、開始しているとする回答が88.2%を占めた。
3月の情報解禁よりも前倒しされていると感じるかを尋ねた質問では、前倒しを感じているとする回答が82.8%に達しており、就職活動の開始時期としては「2021年6月より前」が39.4%、「2021年6月~8月」が38.5%、「2021年9月~12月」が13.0%となり、合わせて90.9%が2021年中に就職活動を開始している。
就活の企業選定で重視していることを尋ねたところ、「給与や待遇のよさ」(70.2%)がもっとも多く、「職場の雰囲気」(67.6%)、「仕事の業務内容」(64.7%)がそれに続いた。企業の知名度や会社規模などを重視する回答は少なく、SDGsの取り組みやLGBTへの姿勢などについてもそれぞれ10%を下回っている。
すでに内定を獲得しているか、就職活動を終えているかを尋ねた質問では、60.1%が内定を獲得しており、うち39.9%がすでに就職活動を終えていると回答した。
すでに内定獲得している人に、獲得した内定の数を尋ねたところ、「1社」(51.1%)が最多で、以下「2社」(29.8%)、「3社」(10.6%)がそれに続いている。なお、4社以上は8.5%だった。
就職活動がオンライン主体になったことに対する賛否を尋ねた質問では、「賛成」(66.0%)、「やや賛成」(24.8%)を合わせた割合が90.8%に達している。賛成の理由としては、「移動代などの交通費が浮くから」(92.1%)、「同日に数社の選考を受けられる」(72.0%)が上位を占めた。
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