TENTOは、オンライン授業の課題を解消するオンライン授業ツール「noiz」を開発し、自社で運営する子ども向けプログラミングスクールでの使用を開始したことを、3月10日に発表した。
「noiz」は「テーブル」という概念を導入することで、オンライン授業の孤独感や双方向コミュニケーションの難しさを解消するツール。
従来のWeb会議ツールではブレイクアウトルームという形で小部屋の作成と移動はできても、一度その小部屋に入ってしまうとほかの小部屋では何が行われているのかを感じることができなかった。またほかの小部屋への移動も容易ではないため、限られた人数としかコミュニケーションをとれなかった。
「noiz」はほかのテーブルの音がわずかを聞くことができ、また画面共有が見られるなど「横のつながり」を感じられるようなオンライン授業ツールとなっている。講師にとっても生徒の状況を把握しやすいというメリットがある。
同社が運営する子ども向けオンラインプログラミングスクールでは「noiz」を使った授業を開始しており、参加した生徒にアンケートをとったところ、従来の会議ツールよりも「noiz」のほうが孤立を感じにくいと回答した生徒が100人中90人以上いることがわかった。
なお「noiz」現在特許出願中であり、今後はさまざまな教育現場へと展開される予定。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア