大日本印刷(DNP)は、同社が提供する「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」の、東京都大田区立中学校28校への導入が決定したことを、2月24日に発表した。
「リアテンダント」は、紙のテストの採点・集計業務をデジタル化し、児童・生徒1人ひとりの課題を抽出して、個別最適化した学習の推進や教員の働き方改革などを支援する。
大田区教育委員会は、生徒の学力向上や学校における働き方改革を推進すべく、さまざまな手法を検討しており、その一環として採点支援システムの検証を行い、2020年12月には区内のモデル校で、学習履歴(スタディ・ログ)データの活用実績もある「リアテンダント」の実証を行った。その結果、従来の採点業務と比較して作業時間を削減できたこと、およびスタディ・ログを指導に活用可能な点で教員から高い評価を得たことから、「リアテンダント」の本格的な導入に至っている。
なお大田区ですでに導入済みの、NTTコミュニケーションズが運営する学習eポータル「まなびポケット」と「リアテンダント」を、1回の認証(シングルサインオン)で連携して利用できるようにすることで、さらなる利便性の向上につなげていく。
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