リトルソフトは、オンライン授業を受けていた大学生を対象に実施した、「大学生のオンライン授業」に関する実態調査の結果を2月21日に発表した。同調査は、1月13日~14日の期間に行われ、1016名から回答を得ている。
調査対象者に、緊急事態宣言中の登校頻度を尋ねたところ、「1回もなかった」が36.7%、「週1回未満(月に1回~3回)」が24.1%、「週1回~2回」が25.8%、「週3回~4回」が9.2%、「週5回以上」が4.2%だった。大学生活に特に大きな変化を感じたことを、上位3つまで答えてもらった質問では、「オンライン授業が増えたこと」(83.4%)がもっとも多く、以下「友人との交遊が大幅に減ったこと」(61.8%)、「ゼミやサークル、部活動が無くなったこと」(40.5%)が続いている。
対面と比較して、オンライン授業の方がよいと感じたこととしては(上位3つまで)、「通学する手間がない」(72.7%)が最多となり、「授業を受ける場所を問わない」(60.3%)、「時間の有効活用ができる」(39.2%)、「自分のペースで学習できる(授業後も復習できる)」(35.2%)、「気楽に授業を受けることができる」(21.8%)、「マスクを付けなくてよい」(11.5%)がそれに続いた。
対面授業からオンライン授業になることで、困ったことを尋ねたところ(上位3つまで)、「学生生活が満喫できない」(47.8%)がもっとも多く、以下「友だちを作る機会がない」(46.8%)、「実験や実習には不向き」(41.1%)、「通信設備の整備が必要」(33.4%)、「気持ちの切り替えが難しい」(30.9%)、「運動不足やストレスを感じる」(23.8%)が続いている。実際にオンライン授業を受けてみて、デメリットだと感じたことを尋ねた質問(上位3つまで)では、「対面授業と比べて課題が多い」(42.6%)、「通信が不安定だった」(33.3%)、「講義の内容が伝わりにくい」(25.2%)、「授業が一方通行なのでオンデマンドと変わらない」(22.9%)、「身体的疲労を感じる」(18.0%)の順となった。
今後もオンライン授業を続けたいか、対面に戻してほしいかを尋ねたところ、「今後もオンライン授業を続けたい」という回答が57.2%、「対面授業に戻してほしい」が42.8%となっている。
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