Amazon Web Servicesは、世界中の16歳以上の高校生や大学生を対象にした、機械学習スキルを楽しく強化できる、自律型レーシングリーグ「DeepRacer Student League」を5月25日~26日の期間、フルオンラインで開催する。
「DeepRacer」は、強化学習(機械学習の一種)を学ぶための学習キットで、現在も仮想空間の中で世界中のレーサーが競技を行っており、2月10日時点ではシーズン開幕前のOpenシーズンとして、トライアル競技が行われている。
「DeepRacer」では、シミュレーター環境の中で3Dモデリングされたサーキットと車を用意し、自動走行を行うモデルを育てていくことが可能で、3Dモデルによって仮想空間でレースを行い時間を競う。さらに、そのモデルを実機に組み込んで、あらかじめ用意されたサーキットを走行させることができるほか、スマートフォンからコントロール可能なラジコンカーとしても遊べる。
参加にあたっては、「AWS DeepRacer Student」に登録し、機械学習コンテンツで学習しつつ「DeepRacer」のための強化学習モデルをトレーニングしていく。その後、4月1日開催の「DeepRacer Student バーチャルレース」に参加し、4月18日には「Japan Student Championship」への進出者が発表される。
「Japan Student Championship」進出者は、5月上旬の練習走行会、5月24日の直前練習走行会を経て、5月25日にAWS Summit特設会場で開催される「Japan Student Championship」に出場する。
「Japan Student Championship」の優勝者は、10月開催の「AWS DeepRacer Student League Championship」に出場でき、さらにその優勝者は12月開催の「AWS DeepRacer Championship League」への出場が可能になる。
なお、「AWS DeepRacer Student」に登録した学生には、20時間超の機械学習教材、毎月10時間のモデルトレーニング環境、5GBのモデルストレージが提供されるとともに、「AWS DeepRacer Student League Championship」優勝者には奨学金や学習用デバイスといった特典が贈られる。
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