NEXERは、同社が運営する「日本トレンドリサーチ」が実施した、「高校での『金融教育』必修化」に関する調査結果を2月1日に発表した。同調査は、1250名の男女に対して1月27日~31日の期間に行われている。
調査対象者に、高校において金融教育が2022年4月から必修化されることに対する賛否を尋ねたところ、「賛成」が53.0%を占めており、「どちらかといえば賛成」を合わせると約9割となった。
男女別では、「賛成」は男性が50.9%、女性は57.6%で、「どちらかといえば賛成」を合わせた割合は、男性で91.3%、女性で95.9%となっている。
世代別でみると、すべての世代で「賛成」がもっとも多く、30代以下の「賛成」(60.0%)が最多となった。60代では、「賛成」が54.4%、「反対」「どちらかといえば反対」を合わせた割合は5.6%で、すべての世代の中で反対意見の割合がもっとも少ない。
金融教育の授業は、どの科目の教員が担当すべきかを尋ねた質問では、実際に金融教育の授業を担当することになる「家庭科の教員」を挙げる回答は3.4%に留まった。
世代別では、すべての世代で「外部の講師」という回答が最多となり、30代以下では「社会科の教員」(39.6%)を挙げる回答も「外部の講師」(42.0%)と同程度寄せられている。50代・60代では「外部の講師」が6割を超えた。
自身の高校時代に金融教育の授業があったとしたら、受けてみたいと思うかを尋ねたところ、「受けてみたい」という回答が86.8%に達している。
世代別では、70代以上で「受けてみたい」という回答がもっとも多く、90.0%を占めた。
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