合同会社serendipityの代表である三凛さとし氏は、小中学生の子どもを持つ30歳以上50歳未満の男女を対象に実施した、「不登校のわが子への接し方」に関する調査結果を、1月19日に発表した。同調査は1月12日に行われ、5396名から回答を得ている。
調査対象者に、自身の子どもが不登校かを尋ねたところ、小学生は4.4%、中学生は8.0%が不登校であることが明らかになった。
自身の子どもが不登校であると答えた人に、子どもが学校に「行きづらい」と感じ始めたきっかけを尋ねた質問(複数回答)では、小学生は「生活リズムの乱れ・遊び・非行」(22.7%)、「いじめや嫌がらせ」(21.4%)、「学校に行く必要がないという親の考え」(16.2%)が、中学生は「体調不良」(27.5%)、「友人関係の問題(いじめや嫌がらせ以外)」(26.8%)、「いじめや嫌がらせ」(22.2%)が上位を占めている。
子どもが不登校になる前と今とでは、コミュニケーションを取る時間に変化があるかを尋ねたところ、小学生では「増えた」(47.4%)がもっとも多かったのに対して、中学生では「変わらない」(49.0%)が最多となった。
子どもの不登校を改善するために、どのようなことをしているかを尋ねた質問(複数回答)では、小学生・中学生の保護者ともに「どうしたらよいかわからないから好きなようにさせている」がもっとも多く、小学生の保護者で36.4%、中学生の保護者では60.1%を占めている。
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