POLは、2023年卒の理系大学院生を対象に実施した、就職活動に関するアンケート調査の結果を、1月13日に発表した。同調査は、11月8日~14日の期間に行われ、928名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、採用面接ではオンラインとオフラインのハイブリッド型であるOMO(Online Merges with Offline:オンライン上とオンライン以外での垣根を超えたマーケティングなどの概念)型を好むという回答が65%を占めており、すべてオンラインがよいという回答(約26%)と合わせて、9割超がオンラインでの面接を好ましく感じており、企業説明会も約9割がオンラインでも問題ないと回答していることがわかった。
インターンシップへの参加理由を尋ねた質問では、企業名よりも企画内容に興味を持って参加する人が多い。
インターンシップにおいて、ネガティブに感じた体験を尋ねたところ(複数回答)、「フィードバックがもらえなかった」が最多となったほか、「内容が企業説明のみで、一方的な講義形式であった」「どこかのイベントで話した内容を撮影した動画を見せられた」「オンラインで職場の雰囲気を感じられなかった」「実務に貢献したのに給料がもらえなかった」といった意見が寄せられている。
就職活動の開始時期を尋ねた質問では、修士1年の6月までに開始するという回答が70%に達しており、前年と比較して約10%増加した。
就職活動やインターンシップについて、選考を受けたい企業の要素を尋ねたところ、企業の認知度だけではなく、魅力的な環境や打ち出しを提供できるかが重要であることが明らかになっている。
就職活動やインターンシップで、うれしいと感じていることを尋ねた質問からは、理系大学院生の多くが現場技術者や研究者との接点機会を求めている傾向がみられる。
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