SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

簡単にクイズ大会を開催できるアプリ「Kahoot!」を使おう!

学校で使えるクイズアプリ「Kahoot!」で、子どもたち自身が問題を作る方法

簡単にクイズ大会を開催できるアプリ「Kahoot!」を使おう! 第2回


 学校の授業で「クイズ大会」が開催できたらおもしろいと思いませんか? 実は、ノルウェー生まれのアプリ「Kahoot!(カフート)」を使うと、簡単に実現できるのです! Kahoot!の多くの機能は無料で利用でき、使用する端末も問いません。本連載では、Kahoot!の基本的な使い方と授業実践をお伝えしていきます。第2回では、児童がクイズの問題を作る方法を紹介します。

作り手が教員だけではもったいない

 前回は、クイズの作り方を紹介しました。Kahoot!は、さまざまな授業の復習や確認の場面で使えるはずです。また、学級のレクなどにも使えるでしょう。何回も実施するうちに、子どもたちから「自分たちでもクイズを作ってみたい」「係活動で使ってみたい」といった声が上がってくるかもしれません。

 前回お伝えした方法を児童に教えて各自で作るのもいいのですが、PINの共有などはなかなか大変です。そこで、今回は子どもたちが「kahoot」(Kahoot!ではクイズのことを小文字で「!」マークなしの表記でkahootと呼んでいます。ここから先はそれにならって表記します)をつくれる便利な方法を紹介します。

 今回は「Google Workspace for Education」を利用できる方に向けた内容です。Google Workspace for Education以外のサービスをご利用の場合は、自身が使っているサービスで代替可能か考えながら読んでいただければと思います。

インポートして問題を作る

 前回は、ページを増やす方法でkahootの問題を増やしていきました。今回は別の方法として「インポート」機能を使って問題を作成します。インポートとは「Microsoft Excel」や「Googleスプレッドシート」上で問題を入力し、それをKahoot!に読み込ませることで、kahootを作るという機能です。

 まず、これまでと同じように、ホームの「作成する」から「新しいkahoot」を選びます。

新しい問題を作成
新しい問題を作成

 画面左側の「問題を追加」をクリックします。

「問題を追加」をクリック
「問題を追加」をクリック

 「スプレッドシートをインポート」をクリックします。

「スプレッドシートをインポート」をクリック
「スプレッドシートをインポート」をクリック

 「1.テンプレートをダウンロード」をクリックし、テンプレートファイルをダウンロードします。ダウンロードしたファイルの保存先は自由な場所を選択してかまいません。特に「Chromebook」の場合、「Googleドライブ」などのクラウド上に保存すると、子どもたちへ共有する際に手間がかかりません。

「テンプレートをダウンロード」をクリック
「テンプレートをダウンロード」をクリック

 ダウンロードしたファイルを開いて中身を見てみましょう。

テンプレートの項目
テンプレートの項目
  • Question」は問題文
  • Answer 1」は△の選択肢
  • Answer 2」 は◇の選択肢
  • Answer 3」は○の選択肢
  • Answer 4」は□の選択肢
  • Time limit (sec)」は制限時間
  • Correct answer(s)」は正解の選択肢

に該当しています。それぞれの列に書き込むことで、問題を作ることができます。

 「Time limit (sec)」と「Correct answer(s)」の欄は半角数字での記入が必須です。注意してください。また「Correct answer(s)」は「,」で区切ることで複数の選択肢を正解に指定できます。

 テンプレートの1行目には最初からサンプルの問題が入っています。こちらを消して以下のような問題を作ってみました。皆さんも問題を作ってみてください。

問題の記入例
問題の記入例

 記入が終わったら、Kahoot!に読み込ませます。もう一度「問題を追加」から「スプレッドシートをインポート」クリックします。

 「ドラッグ&ドロップ」か「ファイルを選択する」を使って、先ほど編集したファイルを選択します。

 先ほど書き込んだファイル名が表示されたら、「アップロード」を選択します。

「アップロード」をクリック
「アップロード」をクリック

 以下の画面が表示されたら成功です。「問題を追加する」を選択します。

「問題を追加する」をクリック
「問題を追加する」をクリック

 問題が追加されました。

2問目に問題が追加される
2問目に問題が追加される

 ただし、もともと白紙の問題だった1問目はそのまま空の状態です。不要な場合は「ゴミ箱」のアイコンを選択して、削除してください。

ゴミ箱のアイコンをクリックすると問題を削除できる
ゴミ箱のアイコンをクリックすると問題を削除できる

 もしアップロード時に、以下のようなエラー画面が表示された場合は、入力方法に誤りがあります。テンプレートファイルを見直し、同じ手順でアップロードしてください。

エラー画面
エラー画面

次のページ
テンプレートファイルを共同編集してみよう

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

簡単にクイズ大会を開催できるアプリ「Kahoot!」を使おう!連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岩崎(特定非営利活動法人タイプティー メンバー)(イワサキ)

 埼玉県公立小学校教員、特定非営利活動法人タイプティーのメンバー。Google認定教育者レベル1。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/6899 2022/01/17 16:21

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング