学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「就職活動で安定性を重視するか」に関するアンケート調査の結果を、12月29日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2023」来訪者に対して、12月6日~10日に行われ、462名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動において「企業の安定性」を重視するかを尋ねたところ、「重視する」という回答が66.2%に達した。「どちらかと言えば重視する」(26.8%)を合わせると、9割を超える。
学生からは、「長く働きたいので、安定性を重視している」「経営基盤が安定していれば、将来への投資もしやすく新規事業なども生まれやすいと思う」「不安定な環境だと、新型コロナウイルスの感染拡大などの非常事態の際に、倒産やリストラのリスクが高くなると思う」といった回答が寄せられている。
「安定性」が高そうだと思う企業の特徴を尋ねた質問(複数回答)では、「社員の定着率が高い」(61.7%)がもっとも多く、以下「福利厚生が充実している」(61.0%)、「収益の柱が複数ある」(56.1%)が続いており、「大手企業である」は39.0%だった。さらに、「早期希望退職者の募集があるなど、大手企業でも安定とは言えないと思う」といった意見も寄せられている。
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