グローバルプロデュースは、中学校でクラスを担任している20~30代の教職員を対象に実施した、「中学校のキャリア教育」に関する実態調査の結果を12月21日に発表した。同調査は、12月2日~9日の期間に行われ、116名から有効回答を得ている。
調査対象者に、クラスを担任する上での悩みとして、当てはまるものを選んでもらったところ(複数回答)、「生徒同士の人間関係調整」が67.2%、「保護者の対応」が59.5%、「クラスの事務作業と授業の両立」が55.2%となった。
その他の、クラスを担任する上での悩みを自由に答えてもらったところ、「部活動指導」「不登校生徒の対応」「とにかく時間が奪われる」「学校行事などでの負担が大きい」といった回答が寄せられている。
普段、ホームルームで話している話題として、当てはまるものを選んでもらった質問(複数回答)では、「学校内の出来事」が68.1%、「クラスの現状」が65.5%、「自らの日々の気づき」が63.8%だった。
その他の、ホームルームで話している話題を自由に答えてもらったところ、「スポーツの話」「季節の話」「海外のこと」「今の政治やコロナについて」といった回答が寄せられている。
ホームルームの時間を利用して、「キャリア教育」を行なってみたいと感じるかを尋ねたところ、「とても感じる」が38.0%、「やや感じる」が39.7%となった。
ホームルームの時間を利用して、「キャリア教育」を行なってみたいと「とても感じる」「やや感じる」と答えた人に、「キャリア教育」を行う際の懸念点として、当てはまるものを選んでもらった質問(複数回答)では、「自らに教職以外の社会経験がない」が60.0%、「準備をする時間が足りない」が55.6%、「適切な教材が見つからない」が53.3%となっている。
同じく、ホームルームの時間を利用して、「キャリア教育」を行なってみたいと「とても感じる」「やや感じる」と答えた人に、その他の懸念点を自由に答えてもらったところ、「価値観の違い」「他学年との連携」「他クラスとともにどのように進め、表現させればいいかわからない」「生徒がその内容を理解し、食いつくかどうか」といった回答が寄せられた。
同じく、ホームルームの時間を利用して、「キャリア教育」を行なってみたいと「とても感じる」「やや感じる」と答えた人に、「キャリア教育」を行う場合、どのような方法・ルートで情報を集めるかについて、自由に答えてもらったところ、「YouTube」「インターネット、本」「知人や書籍」「ネット、本、過去に行ったものなど」「いろいろな職業の方から話を聞く」といった回答が寄せられている。
同じく、ホームルームの時間を利用して、「キャリア教育」を行なってみたいと「とても感じる」「やや感じる」と答えた人に、さまざまな業界、業種の「社長とオフィス」を体感できる動画プラットフォームがあれば、「キャリア教育」を行う際に活用してみたいと思うかを尋ねた質問では、「とても思う」が41.2%、「やや思う」が42.2%だった。
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