日本ユニシスは、保育士・保護者間コミュニケーションサービス「mierun(ミエルン)」の技術検証を実施し、来春のサービス提供を目指していることを、11月29日に発表した。
「mierun」は「見える化」に注力したサービスで、保育園および家庭における子どもの様子・発達の状況、園職員の勤務状況、開発者側の計画について「見える化」をすることで、子どもとそれに関わる人々の状況をすばやく捉え、子ども1人ひとりの発達にあわせた子育て・保育を実現するとともに、園職員の働き方をよりよい状態へと変えていくことを支援する。
同サービスの仮説検証では、参加した園における連絡帳記入で、「mierun」ベータ版の記入にかかる時間が、紙での記入と比較して園児1名あたり1日2分30秒短縮された。この結果から、1クラスにつき年間205時間の短縮が見込まれる(1クラス園児20名として算出)。
なお、同サービスは要望をすばやく取り入れて改善するという体制で開発が行われており、実証中にユーザーから求められた「連絡帳内に、保育園側のみ見られるメモ欄がほしい」という要望を、2週間で実現している。
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