菅公学生服は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.190において、高校生が考える「学校制服の必要性」に関する調査結果を公開した。同調査は、全国の高校生の男女1099名に対して、6月に行われている。
調査対象者に、学校制服はあったほうがよいと思うかを尋ねたところ、「あったほうがいい」（40.4％）と「どちらかと言えば、あったほうがいい」（38.9％）を合わせた回答が約8割に達した。
男女別では、「あったほうがいい」という回答は男子が33.1％だったのに対して、女子は47.5％となっている。また、学校制服を着ている制服着用者と、着ていない制服非着用者を比較すると、制服着用者は「あったほうがいい」という回答が45.5％だったのに対して、制服非着用者は16.8％に留まった。一方で、現在学校制服を着用していない制服非着用者であっても、「あったほうがいい」（16.8％）と「どちらかと言えば、あったほうがいい」（36.2％）を合わせた回答が半数超に達している。
学校制服のよい点を尋ねた質問（複数回答）では、「毎日の服装に悩まなくていい」（58.3％）、「学生らしく見える」（56.0％）が上位を占めており、以下「どこの学校か一目でわかる」（34.8％）、「服装による個人差がでなくていい（平等である）」（30.9％）、「冠婚葬祭にも着られる」（29.3％）、「きちんとした気分になる」（25.9％）、「公私のけじめがつく」（23.9％）が続いた。そのほか、「日本が誇れるファッション文化である」（13.6％）、「地球環境に貢献できる」（7.2％）といった回答もみられる。
一方、学校制服がないほうがよいと思う理由としては、「個性が出ない」「ダサいから」「束縛されている感じがあるから」「自分のスタイルでいたいから」「スカートが嫌な人などが可哀想。LGBTの人もいるから」といった回答が寄せられた。
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