ビズリーチは、同社が運営する転職サイト「ビズリーチ」と、国立高等専門学校機構(高専機構)が、高知工業高等専門学校の「副業先生」を「ビズリーチ」上で公募し、首都圏等在住のITプロ人材4名が「副業先生」として着任すると、10月25日に発表した。同日、就任式が開催されている。
高知工業高等専門学校の「副業先生」に就任する4名は、同校の情報セキュリティコース5年生向けの科目「情報セキュリティマネジメント」「情報工学実験II」「ネットワーク セキュリティII」などを担当し、11月からおもにオンラインで授業を開始する。
今回、「副業先生」の公募を実施した高知工業高等専門学校は全国で唯一、情報セキュリティ専門のコースを設置しており、サイバーセキュリティ人材育成事業(K-SEC)も中核拠点校として活動している。
サイバー攻撃が高度化・巧妙化するセキュリティ領域では、特に具体的な事例や最新情報からの学びが求められる一方で、変化のスピードが速いデジタル社会において次々と最新技術や事例が更新され、既存の教員だけではタイムリーで実践的な教育の提供が難しかった。
そこで、高専機構はビジネスの第一線で活躍する民間企業のITプロ人材を「副業先生」として招聘することで、その経験や知見に基づいた授業の提供を開始すべく、「ビズリーチ」上で公募を実施した結果、首都圏のIT企業でCISO(情報セキュリティを統括する責任者)として勤務する人や、愛知県の自動車メーカーでセキュリティエンジニアとして勤務する人など、4名の「副業先生」としての着任が決定している。
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