リクルートは、愛知県名古屋市子ども青少年局および健康福祉局と協働し、高校生世代への学習支援として「スタディサプリ」の提供を開始したことを、10月5日に発表した。
同市は、全国でも先んじて子どもの支援に取り組んでおり、特に家庭環境や学力面で高校進学に課題を抱えるひとり親家庭や、生活保護世帯および生活困窮世帯の中学生を対象とした「名古屋市中学生の学習支援事業」を行っている。27の事業者と協働しながら、市内150カ所の居場所づくりと学びの機会の提供を実現している。
近年は、この学びの場を利用したことのある高校生世代を対象に「高校生世代への学習・相談支援事業」も併せて実施することで、高校生活への定着支援や、学校から社会への移行を考え始めるタイミングでの包括的な支援にも取り組んできた。
一方リクルートは、経済的、地理的な理由から発生する教育環境格差を解消し、全ての子どもたちに学ぶ機会と楽しさを提供することを目指して、2016年以来、全国の自治体や支援団体と協働をしながら、オンライン学習サービス「スタディサプリ」を活用した、困窮世帯学習支援や不登校学習支援、放課後教室の支援などに取り組んできた。
本取り組みにおいて、高校生世代への支援をよりこまやかで幅広いものとしていくため、また個別最適な学習機会を子どもたちに届けることを目的に、同社はオンライン学習サービス「スタディサプリ」を提供する。
なお本件は、複数の事業者の協力を得ながら市内全域で統一教材として「スタディサプリ」を提供するもので、機会の提供は、27の事業者をはじめとした関係各者の協力を得ながら進められる。
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