マイナビは、全国の大学就職支援担当部署・窓口を対象に実施した、「マイナビ 2021年度キャリア・就職支援への取り組み調査」の結果を、9月16日に発表した。同調査は、6月18日~7月16日の期間に行われ、601件の有効回答を得ている。
調査結果によれば、大学におけるキャリアセンターの負荷は2021年卒と比較して「増えた」が12.3ポイント増の49.6%となり、「減った」は8.1ポイント減の4.5%だった。
キャリアセンターの負荷が増大した理由としては、説明会や個別相談における「Web・対面でのハイブリッド対応」や、新型コロナ禍で悩む学生からの相談の増加、新たなオンライン設備の準備などが挙げられる。
2022年卒学生向け就職ガイダンスの述べ参加人数は、「(前年より)減少」が前年比9.2ポイント減の28.9%、「増加」は前年比12.6ポイント増の29.1%と、前年より参加人数が増えている。期間別では、前期(2020年3月~8月)は減少傾向ながら、2021年の年明け(2021年1月以降)は「減少」が22.8%、「増加」が27.9%と増加に転じた。
就職ガイダンスへの参加人数が増加した理由としては、2021年卒の新型コロナウイルス感染症感染拡大の混乱を経て、対面の感染予防対策やオンライン化が進み学生が参加しやすくなったこと、不安を抱える学生の参加意欲が高まったことなどが挙げられる。
就職ガイダンス、業界研究セミナー、学内企業説明会の、Webと対面の比率を尋ねた質問では、「Webの開催が9割以上」という回答が、いずれも半数超に達した。
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