テックオーシャンは、2022年卒業予定の全国の理工系学生(学部生・大学院生)を対象に実施した、オンライン世代の就活実態に関する調査結果を8月25日に発表した。同調査は、7月21日~27日の期間に行われ、591名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動における新型コロナウイルス感染症の影響を尋ねたところ(複数回答)、「Web面接が増えて、やりやすかった」「旅費、交通費、移動時間を削減できてよかった」「普通よりも多くの企業の説明会に参加できてよかった」といった、好意的な回答が上位を占めた。一方で、「Web中心となり応募企業の実態、雰囲気を感じにくくなった」という回答も33.8%に達している。
就職において絶対に譲りたくない「必須条件」、必須ではないがあればうれしい「希望条件」を尋ねた質問(複数回答)では、「必須条件」では選択が分散したが、「希望条件」では「勤務地が希望できる」「勤務地が入社前に決まっている」「転職がなく勤務地固定」といった、勤務地に関する項目を挙げる回答が多かった。
Web開催の会社説明会、企業イベントなどで話を聞いた、企業の数としては、2021年卒と比較して0社および1~5社が33.5ポイント減少し、16~20社と21社以上が24.5ポイント増加している。
リアル開催では、0社および1~5社が85.6%を占め、2021年卒と比較して対面参加の機会が減少したことがうかがえる。
面接を受けた企業の数を、2021年卒と比較すると、6社以上は2022年卒の方が多かった。
インターンや面接といった就活段階ごとに、オンラインと対面のどちらがよいかを尋ねたところ、「会社説明会」「1~2次面接」はオンラインがよいという意見がほとんどを占める一方、「インターンシップ」「職場・工場見学」「最終面接」では対面がよいという意見が多い。
就職先を選んだ決め手としては、「社風、社員の雰囲気」が2021年卒と同様にもっとも多く、以下「仕事のやりがい」「興味のある業界」が続いた。
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