Schooは、大学生・専門学校生を対象に実施した、オンライン授業の実態に関するアンケート調査の結果を、8月5日に発表した。同調査は6月22日~28日の期間に行われ、660名から回答を得ている。
調査対象者に、対面授業再開後にキャンパスに通いたいかを尋ねたところ、「通いたいと思う」という回答が71.1%に達した。また、「通いたいと思う」と答えた学生に、通いたい頻度を尋ねた質問では「週3日」(40.1%)がもっとも多く、「週2日」(24.5%)がそれに続き、約65%が「週に2~3日通いたい」と考えている。
対面授業が再開した際に希望する授業の開催方法としては、約半数が教員や学生間のコミュニケーションが発生する頻度が高い「実習・語学」や「ゼミ・研究室」について対面授業を希望している。しかしながら、講義形式の授業はオンラインまたはハイブリッド型を希望する学生が約70%を占めた。
オンライン授業の満足度を尋ねたところ、ライブ授業・オンデマンド授業とも「満足している」は20%程度で、満足度を上げるために必要だと思うこととしては、ライブ授業・オンデマンド授業ともに「講義資料のわかりやすさ」を挙げる回答がもっとも多く、ライブ授業では「教員の説明の分わりやすさ」、オンデマンド授業では「課題の量」「教員の説明のわかりやすさ」を挙げる学生が4割超で続いている。
ライブ授業に「満足している」「やや満足している」と答えた学生のうち、ライブ授業の満足度を上げるために必要だと思うこととして、「教員とのコミュニケーション」を挙げたのは28.6%だったが、ライブ授業に「不満」「やや不満」と答えた学生では42.9%に達した。オンデマンド授業の場合、オンデマンド授業に「不満」「やや不満」と答えた学生のうち、改善点として「教員とのコミュニケーション」を挙げた割合は46.0%だった。
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