アカリクは、同社の会員である大学院生を対象に実施した、「キャリアセンター利用状況に関する調査」の結果を7月28日に発表した。同調査は、4月1日~7日の期間に行われ、92名から有効回答を得ている。
調査対象者に、所属している大学・研究機関にキャリアセンターがあるかどうかを知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答は91.2%に達した。
所属している大学・研究機関にキャリアセンターがあることをしっている大学院生に、所属している大学・研究機関のキャリアセンターに行ったり、サービスを使用したりしたことがあるかを尋ねた質問では、「ある」が80.7%となっている。
キャリアセンターを利用したことがある大学院生に、所属している大学・研究機関のキャリアセンターをどのように利用したかを尋ねたところ(複数回答)、「キャリア相談・面談」が74.6%、「エントリーシート添削」が52.2%だった。
同じく、キャリアセンターを利用したことがある大学院生に、所属している大学・研究機関のキャリアセンターに対する満足度を尋ねた質問では、「とても満足である」「やや満足である」の合計が65.7%に達している。
キャリアセンターを利用したことがある大学院生に、所属している大学・研究機関のキャリアセンターで改善してほしい点を尋ねたところ(複数回答)、「修士課程の大学院生へのサポートを手厚くしてほしい」「大学院や研究について理解のあるカウンセラーを配置してほしい」「面談の予約を取りやすくしてほしい」「博士課程の大学院生へのサポートを手厚くしてほしい」といった回答が寄せられた。
キャリアセンターを利用したことがない大学院生に、利用しない理由を尋ねた質問(複数回答)では、「どのように利用すればいいのかわからないため」「大学院や研究のことを理解してもらえないと思うため」「すでに利用したことのある人から、『利用しない方がいい』と聞いたため」「就活時の『徹底対策』の思想が誠実さに欠ける気がするため」といった回答が寄せられている。
キャリアセンターを知らないに人に対して、持っているイメージを尋ねたところ(複数回答)、「民間企業への就職について相談するところである」「行ってもあまり有益ではない」「キャリアカウンセラーは大学院や研究のことを理解していない」「よいカウンセラーに当たるかどうかがわからない」といった回答が寄せられた。
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