マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査6月の活動状況」の結果を、7月27日に発表した。同調査は、6月24日~30日の期間に行われ、2129名(文系男子:374名、文系女子:579名、理系男子:554名、理系女子:622名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、6月の活動状況は前年同月と比較してほとんどの項目で下回り、とりわけ面接に関しては1次面接を受けた割合が25.3%(前年同月比11.9ポイント減)、1次の結果通知を受けた割合が24.7%(前年同月比10.0ポイント減)、最終面接を受けた割合28.9%(前年同月比9.9ポイント減)と、それぞれ前年同月よりも10ポイント前後減少した。
6月末までに入社予定先を決めた学生のうち、5月末までに入社の意思を固めた学生は60.0%で、前年より8.1ポイント増加している。
就活生が得た内々定先の企業について、最終面接が対面とWebのどちらだったかを尋ねたところ、対面は42.4%で、従業員規模が大きい企業ほど対面の割合が低く、従業員数5000人以上の内々定先の最終面接での対面面接は26.3%だった。
対面の面接を受けて感じたこととしては、「会社の雰囲気や社風を感じ取ることができる」(45.4%)がもっとも多かったものの、「交通費がかかる」(44.5%)、「移動時間がかかる」(43.5%)、「かなり緊張した」(42.0%)といった意見もあった。
面接で聞かれたことがある、不適切な質問について尋ねた質問では、「両親や保護者の職業」が21.1%、「兄弟姉妹や親族について」が20.7%、と、不適切な質問をされた学生が一定数いることが明らかになった。また、「子どもができても働き続けるつもりかどうか」を聞かれたことがある学生は3.9%で、文系女子では6.5%、理系女子は5.8%と男子よりも高い。
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