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レアジョブ、ビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS」の受験生を対象とした調査で、読み書きと会話能力の乖離を明らかに

 レアジョブは、同社が提供するAIを活用したビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS(プロゴス)」の受験者数が、サービス提供開始から1年にあたる2021年6月に延べ7万人を突破したことを6月17日に発表した。

 また、PROGOS受験者に対し、PROGOSで計測されたスピーキング力レベルと、TOEIC Listening & Reading(TOEIC L&R)のスコアの比較分析を実施し、ビジネスで必要とされる「リスニング力」「リーディング力」と「スピーキング力」のレベルには大きく乖離があることを明らかにした。

 分析は、PROGOS受験者のうち、受験時にTOEIC L&Rのスコア提供に協力した5190名に対して行われ、外国語の習得状況を表す基準「CEFR(セファール)」を共通尺度として、PROGOSのテスト結果(スピーキング力)と、TOEIC L&Rのスコア(リスニング力・リーディング力)の比較が行われた。

 「英語を使って十分に業務が行えるレベル」はCEFRでB2以上といわれており、グローバル人材に求めるレベルとして多くの企業として設定されている。

 分析の結果、TOEIC L&Rのスコアで、CEFR換算でB2レベル(Listening 400~、Reading 385~)であっても、「スピーキング力」としては業務が行えないレベル(A1~B1)の人が大半ということが示された。全体の31.2%が読み書きはB2以上なのに対し、会話がB2以上なのは全体の3.3%にとどまった。

 そのため、レアジョブでは、ビジネスにおける英語スピーキング力の実践的なスキルを測るには、英語スピーキングテストの指標も把握する必要性を強調している。

 PROGOSは当初、「レアジョブ英会話」の利用者を対象に提供していたが、2020年12月からは試験単体として法人単位でも利用できるようになった。中央大学など教育機関での大規模導入なども進んでいる。

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https://edtechzine.jp/article/detail/5868 2021/06/18 13:31

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