リクルートが運営する「リクルート進学総研」は、全国の全日制高校に対して実施した、進路指導に関する調査の結果を、6月15日に発表した。同調査は、全国の全日制高等学校4738校に対して、2月1日~3月5日の期間に行われ、1156校から回答を得ている。
全日制高校に、新型コロナウイルス感染症における進路指導への影響を尋ねたところ(複数回答)、「進路ガイダンス・進路相談等の行事の中止・延期」(81.9%)、「オープンキャンパス指導が十分にできなかった」(76.9%)が多くを占めた。
高校が、大学・短期大学に期待することを尋ねた質問(複数回答)では、「実際の講義・研究に高校生が触れる機会の増加」(53.5%)が前回調査よりも18.8ポイント増でもっとも多く、「卒業時に身につく能力の明確化」(52.6%)、「わかりやすい学部・学科名称」(49.9%)、「わかりやすい入学者受け入れ方針」「就職実績の公開」(どちらも49.7%)がそれに続いている。
「アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)」の認知度は96.5%で、約8割の高校が「個別大学について調べたことがある」と回答した。「個別大学について調べたことがある」という回答は、2018年調査と比較して26.6ポイント増加している。
アドミッション・ポリシーを、進路指導で活用している高校は、2018年調査と比較して17.6ポイント増の71.3%に達した。
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