CA Tech Kidsとスプリックスとの合弁会社である、プログラミング教材の開発・運営・販売事業を行うキュレオは、独自に開発したタイピングカリキュラムについて、運営する小学生のためのプログラミング教室「QUREO(キュレオ)プログラミング教室」全国2300教室へ一斉導入することを、5月11日に発表した。
大学入学共通テストのCBT(Computer-based Testing、コンピューターを使った試験方式)化や、小学校でのプログラミング教育必修化、GIGAスクール構想などにより、子どもがコンピューターと接する機会が増える中、正しいタイピングスキルの早期習得に注目が集まっている。一方で、スマートフォンやタブレットの普及により、デジタルネイティブ世代のパソコン利用の減少や、それに伴うタイピングするの低下も課題視されている。
また、小学校におけるプログラミング教育の必修化に伴い、テキスト入力を必要としない「ビジュアルプログラミング」の普及が進んでいるが、中学校や高校で取り組む一般的なプログラミングにおいてはテキスト入力が必須となっており、タイピングスキルの不足がプログラミング学習のステップアップを阻害する要因となることも懸念される。
こうした背景を踏まえ「QUREOプログラミング教室」では、子どもたちがビジュアルプログラミングでしっかりと基礎を身につけた後、テキストプログラミングへのスムーズなステップアップを目指したカリキュラムを実現するため、小学生に特化したタイピング学習機能の独自開発に至った。
今回導入されるタイピングカリキュラムは、アルファベットがわからず、キーボード入力に慣れていない初心者の子どもでも、自学自習形式で自律的に学習を進めることができるよう、ガイドキャラクターが楽しくナビゲーションを行う。
さらに、正確なタイピングを身につけるため、子どもの入力を「速さ」と「正確さ」の2軸で採点し、基準に達するまで復習を繰り返す。基準をクリアするまで次のレッスンに進めない仕様で、1レッスンずつ確実に進めることで、「速さ」と「正確さ」を備えたタイピングの習得を目指す。
今回は第1弾としてアルファベットの入力からローマ字入力までを習得する107レッスンを公開し、今後は単語や文章の入力を練習する第2弾の追加も予定している。
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