マイナビは、大学1年生~4年生(18~23歳)を対象に実施した、「2021年 大学生のアルバイト実態調査」の結果を4月28日に発表した。同調査は、2月26日~3月2日の期間に行われ、1346名から回答を得ている。
調査対象者のうち、現在アルバイトをしている人は、前年比8.9ポイント減の62.9%だった。一方、これまで一度も就業経験がない人は、2.2ポイント増の11.8%となっている。
現在アルバイトをしていない人のうち、アルバイトをしたいと答えた人は前年より増加しており、新型コロナ禍でアルバイトをしたくてもできなかった大学生が増加したと考えられる。
現在アルバイトをしている人に、1日あたりの労働時間を尋ねたところ、6時間以上という回答は「長期休み中のアルバイト」で38.4%、「学期中のアルバイト」で20.7%に達した。
現在アルバイトをしていない人の、アルバイトをしていない理由としては、「なんとなく働きたくない」(27.5%)がもっとも多く、「プライベート(習い事・趣味・社会活動)を大事にしたい」(22.4%)、「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」(17.7%)がそれに続いている。なお、「その他(自由回答)」の約半数は、感染対策やアルバイト先の休業など、新型コロナウイルス感染症の影響によるものだった。
新型コロナ禍で、アルバイト選びの基準が変わったかを尋ねた質問では、29.3%が「変わった」と答えており、具体的な変化の内容としては、「感染対策」に関する項目、人と接する仕事を避けるなど「仕事内容」に関する項目、安定的にシフトに入れるかなど「収入」に関する項目、「勤務場所」に関する項目が挙がっている。
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