ジンジブは、15～19歳の高校生を対象に実施した、就職活動に関するアンケート調査の結果を4月22日に発表した。同調査は、3月18日～25日の期間に行われ、1056名から有効回答を得ている。
調査対象者のうち、卒業後の希望進路が就職希望の人、および就職か進学か迷っている人の計165名に、高校卒業後に就職しようと思っている理由を尋ねたところ（複数回答）、「自立したい」（38.2％）がもっとも多く、以下「家庭の経済的理由」（31.5％）、「進学したくない」（29.1％）、「目標がある」（18.2％）、「兄弟、両親など誰も進学していない」（6.1％）が続いた。
就職活動を開始した時期を尋ねた質問では、「高校3年生の4月～6月」「高校3年生の7月～8月」（9.7％）が最多で、「高校入学時から」（8.5％）など1年生から始める生徒が13.9％、「高校2年生の10月～12月頃」（5.5％）など2年生から始める生徒が11.5％と、就活情報解禁時期よりも早く就職活動を行う生徒が一定数存在している。
就職活動において、あったらよいと思う情報としては（複数回答）、「就職活動の進め方」（47.3％）がもっとも多く、「面接時のポイント」（44.2％）、「履歴書の書き方」（42.4％）、「見やすい求人票」（41.2％）、「自分にあった仕事の見つけ方」（40.6％）がそれに続いた。
就職活動で、自ら行動をして企業へ応募したいかを尋ねたところ、「自ら進んで希望求人を探したい」が29.7％、「学校に希望する求人がなければ自分で探したい」が26.1％、「学校にある求人の中から自分で決めたい」が21.8％となっている。
1人1社制ではなく、複数の企業に応募できた方がよいと思うかを尋ねた質問では、「最初から複数応募がよい」が35.2％、「複数社応募できる時期を早めてほしい」が26.1％、「今のままで十分」が17.6％、「わからない」が21.2％だった。
2021年3月時の高校3年生（定時制は4年生）に、新型コロナウイルス感染症の影響で卒業後の進路に変更はあったかを尋ねたところ、「進学のまま変更なし」（78％）が最多だったものの、「進学→就職へ変更」が1.3％、「就職→進学へ変更」が2.4％、「就職も進学もしなかった」が2.1％と、一定数の生徒が影響を受けている。
就職活動を終えた高校生に、自身の進みたい業種または企業から内定を得られたかを尋ねた質問では、「希望する企業から内定をもらった」という回答が87.2％に達した。
就職活動を終えた高校生に、新型コロナウイルス感染症が就職活動にどのような影響を与えたかを尋ねたところ（複数回答）、「特に影響なし」（51.3％）がもっとも多く、影響としては「内定をもらうまで時間がかかった」（25.6％）、「希望の業種／職種を変更した」「就職エリアを変更した」（どちらも10.3％）、「職場見学ができなかった」「オンライン面接になった」（どちらも7.7％）といった回答が寄せられている。
すべての調査対象者に、働いてみたい職種を尋ねた質問（3つまで）では、「芸能・音楽・映画」が最多で、「医療機関」「ホテル・旅行」「商社」「教育」「銀行・証券」「アパレル」「インターネット関連」などが上位となった。
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